Hyper Chondriac Music

長野の旅、二日目。（１日目はこちら）


いよいよ本番、上田へ向かいます。

・・と、カーナビ上で上田の街全体の道が真っ赤（＝渋滞）なのを見て戦慄❗️
おそろしや、真田丸効果
大輪寺まで無事たどり着けるのか、、
とりあえず近そうな駐車場に何とか停めて、地図を見ながら歩いて向かう。

ありました！



思った以上に大きなそのお寺は、人の気配が全くなくひっそりと。。


扉も開いてないし、もしや入れないのだろうか？？と、恐る恐る扉に手をかけると、開いてる！

出てきて下さったお坊さんに許可を頂き、中に入って見上げると、、、
いきなり真上に、木で出来た大きな名簿らしきものがどーーーんと掲げられている！

これ？？どうやら、お寺に寄付した方々の名前が書かれたものらしいが、祖父の書体を知らない私にはこれがそうなのかわからない。。
書かれた日付が平成になっているし、新しい気もする。

と、振り返ると、もうひとつ大きな名簿がどーん。



目にとびこんできたのは、名簿の最後に記された私の祖父の名前。

あったー！！と、思わず叫びました。

それは本当に巨大な（巨大すぎて写真におさめづらかった）、近くで見ても手書きとは思えないくらい綺麗な正確な文字。
何百人という人の名前が一人一人、丁寧に刻まれていました。
ものすごい重み。
一体、どのくらい時間かけて仕上げたんだろう・・

圧巻すぎて、しばらく呆然。。


よく見ると、記された日は「昭和28年」とある。えええ！？？
私の母が生まれた年じゃないか！！そんな昔から、おじいちゃんこのお寺にお仕事任されていたの！？
思わず、指折って祖父や両親の歳を数えてしまったり・・

お坊さまが「実はこの奥にも部屋がありまして」と、ふすまを開けて案内して下さった先には、なんともうひとつ、同じ大きさの名簿が掲げられていました。





こちらは、昭和52年。
私、一歳か。
将棋をさしている祖父の姿ばかり見ていたけど、その間にこんな壮大なものを仕上げていたんだ・・。

そしてその部屋には、父が大好きだった真田幸村のご両親のご位牌がありました。
うう、父がここにいたらなあ。
許可を頂き、拝んだ後に撮影させて頂きました。

右に並ぶ二つの大きなものがご位牌。



なんというか、、歴史の重みをずしずし感じてしまって。

人は亡くなっても、存在は絶対消えないと私は思っています。
祖父が遺してくれたものに会えたおかげで、二十数年の空白を埋められた気がしました。
ここにくれば、また会える。

満足して帰ろうとしたら、「奥につつじ庭園があるのでよかったら」と、お坊さま。
のぞいてみると、なるほど！これは素晴らしい



しかしここで、予想外のハプニング。
テレビ信州の報道カメラを構えて撮影中の方が、先客でいらっしゃいまして。
「あのー、インタビューしてもよろしいでしょうか？」と、声をかけられてしまったのです。
（どうやら私達以外、誰も来なかったと思われ。。）

今日はどちらから？このお寺へはなぜ？つつじ庭園をご存知でしたか？

などなど質問されるも、そもそも観光目的で来ていない私、、期待されてた回答は出来なかっただろうなーと、今夜のテレビ信州で放送予定ですと聞かされるも、多分カットだろうねと深く考えずそのまま退散。（見れないし。）


この後、せっかく来たので上田城跡を見に行くも、大大盛況で






あまりの混み具合に、屋台で焼き立てお焼きを食べて感動してから退散。
最後にもうひとつ、絶対行くと決めていた場所へ。

憧れの、飯島商店本店です！



みすず飴の看板、かわいい



店内はこれまた大盛況！
それでも接客がすごく丁寧で、またもや感動してしまいました。

小さい頃から、長野行くとよく食べていた記憶があります。
大人になってからよーくわかった、ここのお菓子のおいしさ。。
みすず飴は果汁だけで作られていて、ほんとにおいしい。
今だけ期間限定、真田丸パッケージを職場のお土産に。



ここのジャムがまた絶品で！
三宝柑が我が家にあったのですが、食べたことなかった味をふたつ入手。
いっぱい種類がありすぎて迷いました。



オンラインで買えるものもあります。
ほんっとーに美味しいので、ぜひお試しを。HPはこちら→みすず本舗


こうして、帰りは幸い渋滞にはまることなく、旅は終わりました。
上田は、良いとこだ。
行かれたことない方は、ぜひこの機会に。
この機会だと混んでるけど、イベント的にはおもしろいと思います(^^;


・・おまけ。
その夜、テレビ信州の報道番組で私を観たと、叔母からメールを頂きました。。

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