お財布、クレカ、Suica、携帯電話、手帳、保険証、運転免許証、家の鍵・・
全てを入れたバッグを、電車に置き忘れてきたら、どうしますか?
そのことに気づいた瞬間の、あの絶望感を忘れぬため、対処法を記録しておきます。
<もし置き忘れに気づいたら!>
*今回はJRのケース
★窓口に駆け込む前に、何号車に乗っていたか確認する!
これが運命の分かれ道かも。
私の場合、グリーン車ではないこと、おそらくはじっこ寄りだったことしか伝えられませんでした。
乗車していた電車は、発車直後だったのですぐ伝えられました。
★基本的には終点に着くまでは調べようがない。
途中駅で乗客が見つけて届け出てくれた場合、その駅で保管になることもありますが、そのまま終点まで行ってから駅員さんが確認するケースが多いようです。
もし車両が正確にわかっていたら、途中で調べてもらえる可能性もなくはない?
★荷物が見つかっても、それが判明するまでに時間がかかることがある。
遺失物情報は、システムで情報共有されているので、どの駅で問い合わせても確認できます。
ただし、見つかって登録されるまでタイムラグがあるので、ないと言われても時間をあけて何度もトライした方がいい。
<以下は、今回の私のケースについて。お時間ある方はご覧ください・・>
今回、私が乗っていたのは宇都宮行きの湘南新宿ラインでした。
暑さで朦朧としていたせいか、網棚に私物を入れたバッグを置いてきてしまったのです。
(仕事用バッグだけは身から離さない習慣に救われましたが・・もしこちらを紛失していたら、情報漏洩で新聞に載ってたかも???)
ハッと気付いて振り返った時には、電車は宇都宮に向けて発車済。。
ダッシュでみどりの窓口に駆け込み、死にそうな顔で駅員さんに泣きつくも、上記以外の方法はないと困り顔。
あきらめて、とにかく電車が終点に着くまで二時間ほど待つしかないなら、カフェにでも入って落ち着こうと思ったら、無一文。
せめてsuicaが手元にあればよかったのに、、ここで「キャッシュレス決済」というものの利便性を実感する。
一度帰宅してお金をとってこようかとも思ったが、鍵がない。
そういえば、お客様に夕方お電話を入れる約束があったのに、携帯もない。
幸いにも手に持っていたiPadだけは無事だったので、お客様の連絡先はここで確認できる。
駅員さんに一時改札から出る許可をもらい、最寄りの交番に駆け込んで事情を説明し、公衆電話を使うお金をお借りできませんかと・・(人生初の他人様からの借金)
そこで初めて知ったのは、交番には現金がないということ(!!)
つまり、おまわりさんのポケットマネーをお借りすることになるのですね。
いくら必要ですか?と聞かれ、「100円お願いいたします・・」と伝えた私ですが、今思えばもうちょっとお借りしていれば水も飲めたのに!
しかも、100円ではほんの数分しか電話できず、切れる直前に「明日またお電話します!」とお客様にお伝えする羽目に。
携帯に慣れすぎて、通話料金の感覚を完全に失っている自分にびっくりよ。
ちなみにその際、身分証明書もないので、「ご家族に連絡とれる?」と聞かれるも、電話番号がわからないと答えると「わからないの!?家族なのに!?」と驚かれてしまったのですが、
皆さん、人の携帯電話番号って記憶していますか??
ほとんどメールだし(普通はLINEか?)、登録してると記憶しないものだと思ってた。。
そしてこの日はなんとよりによって、年に一度の夏祭り@地元駅周辺!
居場所がないんです、、道も大混雑で。
お神輿だらけで。
公衆電話にたどり着くのも一苦労でした。
ここで私はやたら冷静になり、この後荷物が見つかった場合&見つからなかった場合の動き方を考え始める。
どちらにしろ、このiPadの電池が切れたら死ぬと思い、ダメ元ですぐそばの携帯電話ショップをのぞいてみると、お祭りのせいか閑散としている。
店員のお兄さんに事情を説明し、充電させて頂けないかお願いした所、快くご自身のケーブルを使わせて下さいました。
閉店まで30分ほど、そこで休憩させてもらう間、万一このまま携帯紛失した場合に備え、データ移行方法やオススメ機種を教えていただく。
結局、他社乗り換えプランの見積もりまで出してもらい、替えるならここに来る!と約束してお店をあとにする。
お兄さん、ほんとにありがとうございました。。。
荷物が旅立ってから二時間半ほど経過し、少し早いがみどりの窓口に戻り、荷物が登録されていないか確認してもらった所、、、
名前と、荷物の特長を聞かれる。もしや、、、
「それらしきものが、小金井にあるようです。」
この瞬間を、私は忘れない・・・・
運よく置かれたまま旅しちゃった場合、終点の宇都宮まで行ってしまう覚悟だったが、実は私が乗車していたのは小金井駅で切り離される連結車両だったのです。
乗客の方が「ずっと網棚にある」と駅員さんに伝えてくださったとのこと。
そのまま次の小金井に向かう電車に飛び乗り、迎えに行ったのでした。
(見つかる前に慌てて宇都宮まで追いかけず、じっと我慢して待っててよかった・・)
ほぼ無人の小金井駅ホームに降り、自分のバッグに出会えた時の喜びよ。。。。。。
中身は置き忘れた時のまま、現金もクレカも全てが無事でした。
駅員さんからは、顔面蒼白の私を気遣ってか「上り方面だと紛失の可能性もありますが、下りは出てくること多いですよ」と聞いていたのですが、全てを紛失した場合の明日からの生活を想像しながら過ごした数時間は地獄。
治安悪くなったと言っても、やはりまだここは日本だった。
つい最近行ったイタリアではあんなに警戒して過ごしていたのに、荷物丸ごと手放してしまうなんて安全ボケした私のバカ野郎!!と、感謝と猛省でその日はもうぐったり。
その後、風邪ひきました。
あ、帰宅前に交番に寄り、きちんと100円お返ししてきました。
「荷物なにも盗られなかった?」と気遣ってくださいました。
<今回の教訓>
小銭だけでも現金は分散してもっておくか、キャッシュレス決済できる環境を複数作っておくべき。
(今回はPayPayだけはiPadから使えたのだが、JR駅付近で使える場所なかった)
電話帳など、連絡先はいくつかのデバイスから確認できるようにしとくの大事。
もちろん、スマホの場合はバックアップ忘れずに。
ショップの店員さんいわく、とってない人が実は結構いらっしゃるとか。
(私は未だに通話はガラケー、この時はイタリア渡航前にバックアップとってあった)
おまわりさんも「時代だねえ、、」とつぶやいていましたが、色々と便利に変わっていく環境の中、危機管理もきちんとしながら、変化をおそれずついていかなければと思った出来事でした。
「私は絶対やらかさない」
と思う方こそ、どうか身をひきしめてください!!
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