こんな経験も恐らく一生に一度か二度くらいじゃないかと思うので、記録しておきます。。
本日、父の相続関連の最後の手続きを終えました。(おそらく。)
昨年11月14日に亡くなってから今日まで、毎日色々あったので忘れかけてましたが、ほんとに色んなことこなしてきました。
・葬儀、死亡届、住民票抹消、世帯主変更等の手続き
・年金受給停止(3種類もあったことをそこで初めて知る)
・健保、介護保険資格喪失の届け
・銀行口座の停止&相続手続き、クレカ停止→未払い金を後から順に支払い
・医療費支払い&高額療養費申請
・納骨の手続き(お墓はあっても、納骨費用はかかるのですね)
・税金の過誤納金清算
・電話加入権や光熱費等の諸々の契約者変更
・保険の名義変更(死亡保険金受取人を1年の間に2度変えることになるとはなあ)
・車の名義変更&保険引き継ぎ
・不動産名義変更
・父の準確定申告
・・こんな感じで進めて、ラストは、全てをひっくるめて相続税申告書の提出。
うちは母が先に亡くなっているので、私たち姉弟に相続が発生。
配偶者なら一般的には相続税はかからないのでしょうが、子供が継ぐ時は結構こわいです。
うちの場合はそれでも基礎控除範囲内だったので、本来は申告は不要なのですが・・なぜ提出したかというと、自宅が遺されたから。
同居していたおかげで「小規模宅地等の特例」が適用になり、相続評価額が80%下がるのですが、そのためには申告書を出さなければいけないのですね。
となると、きちんと全部遺されたものの価値を計算して、まとめて、必要書類も取り寄せなきゃならないのですね。
”評価額”と”実際の価値”は、イコールではないし。
とりあえず、土地と家の計算方法は??→家は「固定資産税評価額」を証明書とって確認、土地は「路線価方式」というもので計算。(路線価は国税庁HPで確認)
電話加入権ていくら??→国税庁HPで確認したら、うちの地域は1500円だった。
家財の価値??→高額なもの以外は、一括してざっくり。買った値段ではなくて今の価値。
車の価値は?→中古相場が目安らしいが、うちの古いデミオくんはもう0円だった(!)
証券はどの時点の価格?→相続発生日(亡くなった日)の残高証明書を取り寄せ。
とにかく、あらゆることに対して”証明書”をとらなきゃいけないんですね。
人生において、こんなにもあちこち役所を何度も回ったのは初でした。。
全戸籍謄本の取り寄せ方も知りました。(「生まれた場所まで追う」という意味がわかった)
ちなみに父は、計6通の戸籍謄本が出てきました。
改めて振り返ってみて、この数か月、本当に勉強になりました。
しかし、窓口を同じ建物内かせめて近くに統一してほしいと思うのは勝手でしょうかね・・・区役所、年金事務所、法務局、陸運局、税務署、全てバラバラだし平日のみだし。
”所得”になるのか、”相続”になるのか、ひとつひとつ考えているとよくわからないのです。
後から受け取った高額療養費は相続財産になり、未払いの年金は一時所得になり、とか。
仕事柄、「普段から考えておいた方が良いですよ」とアドバイスする立場にいながら、自分自身で身をもって知るとは。
特に今年から、相続税の計算式が大きく変わったので、今後は申告が必要になるケースがぐっと増えると思います。。こわいなあ。
最初は、然るべき専門家にお願いすべきかと思いましたが、自分の仕事にとっては最大の勉強のチャンスだし、父だったら「自分でやれ」と言う気がして。
・・うん。私でも何とかなったので、安易なことは言えないけど、時間さえかければできる。と、思います(^^;
ただ、うちはあまりややこしい内容ではなかったので、これが不動産いっぱいあるとか相続人が沢山いたりすると・・やはりお願いするのが確実なんだろうなあと実感しました。。
経験者のブログ等には大変お世話になりました。
また、アドバイスを下さった同僚さん、担当先のお客様には、本当に感謝いたします。
[0回]
PR
この記事へのコメント