Hyper Chondriac Music

雑記帳にしたいのですが、きっと偏る予感がします。音楽ネタが多くなりそう。

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2024/04/26 (Fri)

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ネクストリボンシンポジウム

2017/01/17 (Tue)

ピンクリボンは既に日本でも浸透しましたが、「ネクストリボン」という言葉を今回私は初めて知りました。

ネクストリボンとは、「がんとの共生社会」を表したロゴマーク。

先週の日曜日、ネクストリボンシンポジウムに参加して来ました。

事前に情報を頂くも、定員400名の所、なんと800名の申し込みがあったそうで。
誘ってくださった方のおかげで、何とか参加することができました。

休日にこういうイベントに参加しようという人たちは、”がんを経験している方”、”家族に患者さんがいる方”、”採用する立場の企業の方”がほとんどだったようです。

開催第一回目のテーマは

「ダイバーシティー推進における”がんと就労”」

ダイバーシティー（diversity）という言葉を、まず私はよくわかっていませんでした。

「多様性。相違点。企業で、人種・国籍・性・年齢を問わずに人材を活用すること」

様々な状況の方が働ける社会、働き方の多様性について考える、ということでしょうか。

今回はその中でも、今後ますますがんに罹患する人が増えていく時代（1年間に新たに100万人だそうです）、がんと闘いながら仕事を続けていける、がんになったことで不利益のない職場をどうすれば作っていけるか、という・・絶対に他人事にしてはいけない重大なテーマでした。

→日経新聞記事参照（ここに出ている中川恵一教授も講師としてお話されていました）

ディスカッション形式で進んだのですが、講師は様々な立場の方々。

がんになり就業に苦労した経験を持つ方、医師、企業の取締役（自身もがん経験者）、、

とても印象に残ったのは、患者さんも、企業側も、病院も、情報共有がうまくできていないことに困っているということ。

日本では未だに”がん”をタブー視する傾向がある。

（＝元気になった方々の情報共有できる場がとても少ない）

企業は、”がん”がどういう病気なのかが良く理解できていない。

医師は企業勤めの経験がない人がほとんどで、一般的な会社員がどのように働きたいか、そのためにどんな情報を企業が必要としているのか、よくわかっていない。

結果的に、働き世代のがん患者さんが、とても孤独感を感じてしまう。

「なぜ自分だけが？」と思ってしまう。

頭の中でぐるぐると、自分の親含め身近の人達の言葉を思い出したり、自分が今そうなったらと想像してみたり、隣にいる今回誘ってくださった方（まさに今闘病中）がどんな想いで聞いているだろうと考えたり、、フル回転でした。

こうやって書いていて、自分のまとめ方の下手さにがっかりしていますが、色んな立場からのお話を聞いていると、本当に難しい重大な課題だと改めて思いました。

でも同時に、”企業の制度”という大きなものだけじゃなく、一人一人が小さなことでも配慮していくことはできるはずだ、と。

後で、誘ってくださった方も本音を打ち明けて下さいました。

私達の職種（企業）は、闘病の経験を生かせる仕事でもあるはずなのですが、それでも職場では”居づらさ”を感じると。

勤務時間を短くしてもらっていることで、優遇されている、見た目は元気そうなのに仕事を楽していると思われることもあると。

タレントの麻木久仁子さんも講師としてディスカッションに参加されていたのですが、私にとっては慣れ親しんでいる広島電鉄の新しい勤務制度のお話が出てきてびっくりしました。

広島電鉄がフレキシブル勤務導入

がんの患者さんだけでなく、子育て世代の方々、介護をしている方々、様々な立場の人たちが、堂々と自分らしく働ける環境・・

ぜひ成功して、これからの働き方の一例になりますように。

自分自身が、いつどの立場になるか分からないのだと本気で考えれば、絶対に他人事に思えないはずですね。

今すぐ広島帰って、広電乗りたくなりました。

それから、同じく講師として参加されていた大久保淳一さんが立ち上げたサイトも、一人でも多くの方々に知って頂きたいです。

私も、父の闘病中にこのサイトの存在を知っていたら、、と今も思います。

闘病中の方、そのご家族、お友達がいらっしゃる人はぜひ、教えて差し上げて下さい。

本当に支えになると思います。

5years

良い機会をありがとうございました。

＊今回のネクストリボンシンポジウムについての記事は、こちらに２月以降掲載されるようです。

興味のある方はチェックしてみて下さい。

[2回]

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